電動アシスト自転車の美味しいところ

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ブリット野口です。

「自転車と産業革命」

古本屋で25年前に購入した本のページをめくると、電動アシスト自転車に似たものを見つけた。「Motorcycle Milestones」(1980年)

「モーターサイクルの起源であるモペットは自転車に内燃機関を取付したもの」

1905年製インディアンは、駆動部の取付位置が100年後の電動アシスト自転車と変わらない。産業革命で発達したものは、第1次が蒸気機関、第2次が電力、第3次がコンピューターと続く。そして、第4次産は人工知能(AI)で、次世代電動アシスト自転車にも搭載されるはずだ。

「電動アシスト自転車の“美味しいところ”はどこなのか?」

電動アシスト「マウンテンバイク」をトレイル(獣道)で使ってみたが、マウンテンバイクの楽しさを感じることができなかった。理由は、マウンテンバイクの楽しさである「浮遊感」を体感できなかったことだと思う。ユニットとバッテリーの追加でジオメトリーが変わり、重量増加で重心の位置も変わった。電動アシストマウンテンバイクの重量は20kg以上、持ち上げたり、押したりすることに向かないので「乗れないトレイル」は楽しくない。走行時はアシスト効果で車体の重さやタイヤの抵抗はそれほど感じない。下りはアシストが切れても慣性力で加速していくので、安定した制動力が必要だ。軽量化の時代にアシスト機構の増量を受け止めるには、やはり、マウンテンバイクが適していると思う。油圧ディスク、チューブレスタイヤ、サスペンションは、パンクを減らし、スリップによる転倒を回避するはずだ。そして、アシストが24㎞/hで切れることを考慮すると、通勤自転車として使うことが快適だと思う。今までのマウンテンバイクと比較せずに「誰でも“気軽に”遠くまで移動ができる免許がいらない乗り物」として初心者にオススメしたい。

「通勤で少しだけ運動をしたい、クロスバイクで転んで怪我をした」

「自転車で速く走ること」から「自転車を安全に使うこと」にシフトする人が、僅かながら増えている。電動アシスト自転車の体験プログラムを企画し、電動アシストスポーツバイクの呼称である「E-BIKE」の特性を多くの人に知ってもらいたいと思っている。初心者がスポーツバイクで躓く「操作が未熟で体力がないので続かない」という問題を「E-BIKE」という道具で補えるかもしれない。

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