酒と自転車

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ブリット野口です。

「飲めても酒なし生活」

酒を病気や体質とは関係なく、あえて飲まないライフスタイルへの関心が高まっている。こうしたスタイルを「ソーバーキュリアス」と呼び、自分の時間を有効に使いたいという人が増えている。

「人生の残り時間を考えると、酔っぱらっている時間や二日酔いの時間がもったいない」

私は毎日のように飲んでいた酒を5年前に止めている。それまでは、浴びるように飲んでいたが、二日酔いで予定していたことができなかったり、泥酔して暴言を吐いたり、記憶を無くしたり。飲んだことを悔やむことが多くなり、禁酒に至った。
美味しいと感じるノンアルコール飲料が増えてきたこともあり、酒の席ではノンアルコールビールで乾杯している。

「酒の楽しみ方は人それぞれ」

酒好きで有名な多久市在住の自転車愛好家をトレイルライドに誘うと、二日酔いで参加できないことが多い。
飲酒による精神的な解放感を得られることや仲間と共有する喜びを私自身が体験しているので否定はできない。

私は適量がわからなくなり、二日酔いになることが増えた。
時間の有効活用を優先し、酒を止めると、睡眠の質が良くなり、トレーニング時間が増え、自転車競技のパフォーマンスが上がった。そして、ノンアル生活が日常になり、ノンアル飲料から炭酸水へと変化した。体重の管理がしやすくなり、出費が少しだけ減った。

若者のおよそ半数はアルコールを飲まないという調査データから、今後、「ソーバーキュリアス」は増えていくと分析されている。
酒を飲めるのに飲まないことが、コロナ禍の健康志向とリンクするとは夢にも思わなかった。

「ソーバーキュリアスとは?」

英語の「sober(しらふ)」と「curious(好奇心が強い)」を組合わせた「ソーバーキュリアス」は英国出身のジャーナリスト「ルビー・ウォリントン氏」が2019年の著書で打ち出したとされている。
「酒は飲めるけど、あえて飲まない選択」をする人やライフスタイルのことで、近年、日本でも広がりを見せている。ソーバーキュリアスは特に若い世代で支持を集める。
厚生労働省の2019年国民健康・栄養調査では、酒を飲まない層は55%と半数を越え、もともと飲めるが「ほとんど飲まない」と「やめた」の合計は18%、20代に限ると27%だった。
若い世代の消費行動は合理的で、時間を有効活用したい思いが強い。飲酒は費用対効果が低いと考えている。コロナ禍で健康意識が高まったこともあり、今後は全世代で実践者が増えていくと考えられている。

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