前後異径ホイール29&27.5
ブリット野口です。
海外のマウンテンバイクシーンでは、前輪29インチ後輪27.5インチの前後異径ホイールを「297」と呼んでいる。
前輪29インチは、乗り越え性能と転がり性能を最大限活かし、後輪27.5インチは、シビアな状況においてもクイックなアクションを可能にしている。
「前後異径ホイールの選択肢」
➀前後29インチを後輪27.5インチに変更
➁前後27.5インチを前輪29インチに変更
「変更した内容」
ケース➁の27.5インチバイクのフロントフォークと前輪を29インチへ交換しテストライドを行った。
「コースプロファイル」
アプローチは、舗装路の上り坂を5分。
トレイルは、高度120mから60mへ下降する。距離700m、尾根沿いを4分走る。
「ジオメトリー比較」
ジオメトリーを比較すると、ホイールベースが15㎜延びている。前輪の軸が15㎜、ボトムブラケットが20㎜上がったことで、荷重配分が変わり、フロントフォークのサグ調整を行った。ハンドルの位置を変えないためにストロークを160mmから140mmへ変更した。
「感想」
前輪が上げやすくなった。下りのスピードが速くなった。下り基調のトレイルではハンドル操作の違和感はなかった。上り坂では浮き上がるフロントを抑えるアクションが必要となった。
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