【実録】自作パンプトラック失敗と改善の備忘録!水はけ・暗渠排水・豪雨対策から資材レシピまで解説

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ブリット野口です。

プライベートなパンプトラック(MTB・BMX用コース)を自作し、運用を続けてきたリアルな記録を「パンプトラック備忘録」として、まとめました。

「ペダルを漕がずに身体の動きだけで走る感覚」を養うために始めたコース造りですが、ライディングスキルの向上だけでなく、土木・造園・水はけの知識など、数多くの失敗と発見の連続でした。

これからコースを自作したい方や、お庭・敷地にパンプトラックを作ってみたい方の参考になれば幸いです。

1. なぜパンプトラックを作ったのか?(出発点)
ペダリングスキルの習得には「ピストバイク+3本ローラー」が圧倒的に効果的でした。 では、「ブレーキに頼らずコーナリングする走り方」を身につけるには何が必要か?と考えた結果辿り着いたのが、「ノーブレーキで曲がり、加重・抜重で加速するパンプトラック」でした。

2. 失敗と改善の連続(法面崩壊とプロの手配)
「まずはやってみよう」と即断即決で土地を準備し、土を搬入してコースを作り始めました。最初は「作っては走り、修正する」の繰り返し。仲間の協力もあり、1年後には本格的な運用を開始できました。2年目には土壌の侵食を防ぐために芝やグランドカバー(植栽)を試みました。
しかし、3年目に西日本豪雨に見舞われ、法面(のりめん)が崩壊。
素人の手に負えるレベルを超えていたため、法面の復修作業は地元の土木プロにお任せしました。「自然の力」と「専門技術の重要性」を痛感した出来事でした。

3. 最大の難関「水はけ問題」と暗渠(あんきょ)排水
素人が庭先に作るパンプトラックは、例えるなら「家庭菜園」のようなものです。専門知識が足りず、目に見える表面の形ばかりに気を取られてしまいます。一番の落とし穴は「水はけ(排水)」でした。
お椀形状(すり鉢状)のパンプトラックは、構造上どうしても中央の低い部分(ボトム)に水が集まります。締め固めた真砂土(まさど)は目が詰まりやすく、一度雨が降るとプールのように水が溜まり、水没状態になってしまいました。
唐津市厳木町で1時間110mmという猛烈な豪雨を経験した後、「地盤改良と排水処理を根本からやらないと継続運用は無理だ」と判断。

4. スキル上達と「怪我・転倒」のリスク管理
インドアトレーニング(ローラー台)とパンプトラックでの練習を日課にし、1年間休みなく繰り返したことで、身体の使い方は劇的に変わりました。効果を実感し始めたのは、約3ヶ月を過ぎた頃です。
しかし、スピードが上がったことで新たな課題も生まれました。
ダウンヒルやクロスカントリーの競技大会でコーナーの進入速度が上がった結果、転倒した際のダメージが急増。2018年には2度の骨折を経験しました。
速度が増すにつれて、転倒時のプロテクション(フルプロテクター着用や、肩周りの筋力補強)の重要性を痛感。さらにスピードに乗った状態からの「ジャンプ(BMX的なセクション)」に対応するため、安全性を最優先に考慮した小さな練習用ジャンプ台の製作にも着手しました。

5. 【参考資料】パンプトラック作りのレシピ(資材・道具)
実際にコース造りで使用した資材や道具のリストです。
資材・土地
・土地:約100坪
・土:約70立米(10tダンプ約10台分)+ジャンプ台増設で追加搬入
・排水資材:暗渠パイプ、単粒砕石、籾殻
 道具
・スコップ(平・剣)
・レーキ(トンボ)
・鍬(くわ)
・一輪車(ネコ)植栽(土留め・防草対策) ・芝 ・ディコンドラ ・クラピア

まとめ:体験から得た知識は一生の財産
コース造りを通して得られたのは、ライディング技術だけでなく、土木や水はけ、造園に関する生の知識でした。パンプトラック作りに使った道具はガーデニングや園芸と兼用できます。万が一コース運用をやめることになっても、そのまま「おしゃれなお庭」へ模様替えすることも可能です。

最初は「大人の砂遊び」「子どもと一緒に作る泥遊び」くらいの軽い気持ちで、まずは1つのコブや小さな築山作りからスタートしてみてください!

関連記事:【里山ラボ回顧録】自宅にパンプトラックを自作して10年。土と向き合った私の実証実験レポート

【パンプトラック10年の記録・全6話リンク】
この10年間の実験の全容は、以下の各リンクからご覧いただけます。
第1話:【仮説と設計】
第2話:【下地・暗渠排水】
第3話:【路面硬化・三和土】
第4話:【植生・10年生存競争】
第5話:【ライフステージの変化・ドッグラン兼用へ】
最終話:【総括・土が良い理由】

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