トレーニングの考え方《データ分析》

Categorised in:

ブリット野口です。
先日投稿した「梅雨のトレーニング」の具体例として過去のデータを分析をしてみた。

<メニュー>インターバル6+2
➀アップ10分
➁ワーク40分⇒8分×5回⇒ワーク6分:Z4(180w)+レスト2分:Z1(60w)
➂ダウン05分

2019年7月
2018年6月
2018年3月

トレーニング中のサイコン表示はパワーのみ。他の情報は見ていない。ワーク6分、レスト2分を5回繰り返す。6分間はパワーゾーンZ4から外れないように意識している。
1年前と現在を比較すると、パワーゾーンの割合はそれほど変わらないが、心拍ゾーンに大きな変化がある。Z4とZ5が逆転している。理由はわかっている。半年ほどインターバルをやっていないこと。シクロクロスに出走していないこと。怪我でケイデンス中心のメニューへ変更したこと。レース強度が減り心肺機能が低下している。こうして、データを分析し、再びトレーニングに取り組んでいく。そして、過去のデータから適切な強度と時間が分かり、回数の察しがつき、気が滅入るのだった。回数を増やすために負荷を減らすか、思案中である。(以下トレーニングの順番を参照)

「パワートレーニングは以下の順番で取り組んでいくと継続できる」(経験談)

➀データ取集、FTPを調べる
・トレーニング強度はFTPを基準に決定する
・パワーデータから現状を把握する

➁トレーニングレベルを決める
・FTP基準のトレーニングレベルを考える
・持続時間、ゾーンで考える

➂苦手分野と得意分野を調べる
・パワープロファイルから苦手分野、得意分野を調べる

④練習メニューを作成し、トレーニングを開始する
・目標のパワーレベルに応じた練習メニューを作成する
・練習を繰り返す(1年間)

⑤データの分析
・練習で蓄積したパワーデータを分析する
・月間、年間とデータが蓄積され、精度が高くなる

➅分析ツールを使う
・TSS、TSB、IF、NPなど専門用語を理解する
・ガーミン、ストラバ、トレーニングピークスなど、分析ツールを使う

⑦レースでパワーメーターを使う
・レースではベストのパワーが出るので最も参考になる
・自分の能力とぺーシングの関係性がわかる

⑧メニューを変更する
・蓄積されたデータを比較し、課題を見つける
・パワープロファイルと疲労抵抗力から苦手分野を見つける
・パワーと心拍数と主観的運動強度を組合わせ、運動強度を調整する

Tags: