ダウンヒルシリーズ#1「十種ヶ峰」
ブリット野口です。
6月15日(土)~16日(日)に山口県で開催されたダウンヒルシリーズに参加したので会場の様子を紹介します。
6月15日(土)「タイム・ド・セッション」
現地は前日から雨が降り続き、マッドコンディションだった。昨年の10月に肋骨を折ったときも雨。十種ヶ峰スキー場は雨のイメージ。
6月15日は練習とタイムドセッションというスタート順を決めるタイム計測が行われた。マスターズクラスにエントリーしたが、タイムドセッションの参加者は3名と少ない。結果は1位だった。
スタートして森の中を進む。木の根は滑り、水溜まりに入ると失速するのでラインを考え、体力を温存し後半へ備える。ロードギャップ手前のキャンバーで転倒。エスケープラインの前走者が視界に入り、焦ってフロントが抜け、顔面着地。ネックブレースが役に立ち、軽いムチ打ち状態で済んだ。ロードギャップは失速して飛べず。そのまま流してフィニッシュ。「ロードギャップの着地で前走者と合流するかも?」という迷いがあり、ブレーキをかけてしまったことが転倒の原因だ。前回、ロードギャップを飛んだ後に制御不能となり、転倒して肋骨を折ったので、今回は大人の対応でレースに挑みたい。
明日はタイムドセッションに参加していない強者たちと一緒に走るので、順位を落とすことは確実。この日は津和野に宿泊。人気の蛍ツアーに参加する予定だったが、雨で中止となった。ご当地の名物「わさびうどん」を食べ、英気を養い、明日に備え、早めの就寝となった。
6月16日(日)「本戦」
ダウンヒルシリーズは今年から40歳以上のおじさんが争うマスターズクラスが設定された。6月16日の本戦には11人がエントリーした。前日の大雨から小雨となった。レースが始まり、中間計測までミスなしで進んだ。体力を温存しコースの後半へ。オフキャンバーでリアタイヤがスリップして横転。すぐさま、立ち上がり、バイクに飛び乗る。ロードギャップを飛んで、ゲレンデの小さなギャップをハイスピードでクリアし、ゴールへ向かった。結果は2位だった。
「マスターズクラスはレース大好きおじさんの集まり」
距離1.2kmをタイム2~3分で走り抜け、1/1000秒を争うダウンヒルレース。マスターズクラスもプロクラスと同じコースを走る。試走時間は3時間。タイヤ選択、空気圧設定、サスペンション設定など、機材の組合せを考え、天候の変化を予測して、最適なバイクセッティングを導き出す。会場では音楽が流れ、出展ブースや軽食の販売もある。家族とレースを楽しむライダーも多い。ダウンヒルレースはスキー場やキャンプ場で開催されることが多く、アウトドア愛好家はテントサイトにお気に入りのアウトドアグッズとバイクを並べ、家族と一緒にキャンプを楽しみ、レース結果に一喜一憂していた。
次回のレースは山口県下関市で開催されるXCO深坂の森を予定している。
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