なぜ自転車に乗るとココロもアタマもスッキリするのか
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ブリット野口です。
自転車は「風を切って走るから気分がリフレッシュされる」といわれるが、風を切って走るならオートバイも同じだ。風を切って走る爽快感だけではない自転車ならではの感覚を整理してみた。
「自分の力・ペースで進む自由度」
自転車は基本的に人力の乗り物であり、エンジンとなるのは自分の脚力・体力だ。早く目的地へ行きたいときも、散歩感覚でゆっくり進めたいときも、自分の気分がダイレクトにペダリングに伝わり、思いのままにコントロールできる自由度がある。そして何よりもひとりになれる時間をもてることは、気持ちを整理するのにとても大切だ。スマートフォンなどの情報から遮断されるデジタルデトックスとしても効果があると言える。
「適度なスピードによる五感への刺激」
肌で風を感じ、目で風景をとらえ、耳で音を受け入れ、鼻で香りの変化を感じる…というように、自転車は五感のほとんどをフルに発揮させながら走行している。二輪のオートバイと大きく異なるのは「音」。鳥のさえずりや風の音など、その瞬間に出合う音をオートバイの場合、エンジン音がかき消してしまうという違いがある。この五感への知らず知らずの刺激が感度を研ぎ澄まし、気分の落ち着きや感受性にも良い影響を与えているのではないかと考えられている。
「周囲の変化に伴う走行への集中と判断」
自転車走行中は、速度の変化に応じて、流れる景色のスピードも変化する。それに伴い、周囲の交通状況に注意しながら、走行環境に合わせて自転車の姿勢をコントロールし、かつ、推進力となるペダリングも同時に行っている。このような状況は、集中を促し、注意と感情のコントロール力を上げるマインドフルネスに近い。考えごとをしていても、いつしか走行に集中するようになることが、もやもや感が晴れる効果につながっていると考えられている。
(サイクリングッドより引用)
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