けもの道の走り方「マウンテンバイク」
ブリット野口です。
「けもの道を共有する」
自宅の裏山には、けもの道がたくさんある。藪の中にイノシシの痕跡を見つけ、追跡すると、尾根を伝い、林道へ繋がっていた。
自転車で山を走り抜ける場合、けもの道を利用すると地形に応じた自然な走りとなる。但し、イノシシが通った狭い場所や崖では、倒木や石を利用して足場を補強したり、掘り返した穴を埋めたり、最低限の整備が必要になる。
「整備に必要な道具を選ぶ」
けもの道へ自転車でアプローチするときに持っていく道具を紹介する。
基本は林業と農業の組合せ「鋸、鍬、鉈、鎌、木鎚、紐、滑車、箒」
コンパクトな道具を選び、バランスよくリュックに収納しないと、自転車の操作がやりにくいので要注意。
木を削ったり、石を並べたり、材料は現地で調達する。最低限の道具を使って作業をすることは、創造力を育み、必要以上にモノを持たない感覚が身につく。
台風通過後は倒木除去と落葉の清掃「チェーンソー、ブロワー」を使いこなす
田舎暮らしの必需品である「軽トラ」を所有していないので、農機具を背負って自転車で動き回るスタイルを基本とする。
山道を自転車で走る技術があれば、移動しながら作業ができるので、軽トラより便利なときもある。自身の能力にあった道具を選び、作業効率を上げ、危機回避能力を高める。
コロナ禍で活動が制限されている状況で、地域に目を向け、自転車を『道具』として使いこなし、新しい生活様式の可能性を探っている。