佐賀市の新たな挑戦!安全にこだわった電動三輪モビリティが街を駆ける!
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ブリット野口です。
佐賀県の中心市街地で、なんだかかわいらしい、未来的な乗り物が走り始めたのをご存じですか?
これは、佐賀市とBRJ株式会社が連携して始まった電動三輪モビリティのシェアリングサービス「TOCKLE(トックル)」の実証実験です。公共交通が限られる地方都市にとって、移動手段の確保は長年の課題でした。しかし、この実証実験は、その課題を解決するだけでなく、街の魅力をもっと引き出し、新たな賑わいを生み出す可能性を秘めています。
今回は、このワクワクするような挑戦の目的と、乗り越えるべき課題について、詳しく掘り下げてみたいと思います。
なぜ今、電動三輪モビリティなのか?
私たちが暮らす社会は、自動車中心の生活から、より多様な移動手段が求められる時代へと変化しています。特に、都市部から少し離れた地域や、公共交通機関が手薄な「交通空白地帯」では、移動の選択肢が限られてしまうことが大きな問題でした。佐賀市でも、大型施設であるSAGAアリーナが開業し、多くの人々が街を訪れるようになりました。しかし、アリーナから駅、そして中心市街地へと、スムーズに移動できる手段はまだ十分とは言えません。
そこで、登場したのが、BRJ株式会社が提供するこの電動三輪モビリティです。このモビリティの大きな特徴は、なんと言ってもその安全性にあります。免許不要で乗ることができ、車体は安定感があり、転倒しにくい構造になっています。
安全対策に徹底的にこだわった3つの仕組み
BRJ株式会社は、利用者が安心して乗れるように、特に安全対策に力を入れています。今回の実証実験では、以下の3つの仕組みが導入されました。
1. ジオフェンシング機能の搭載
危険なエリアへの進入や、速度超過を防ぐために、ジオフェンシング機能が導入されています。特定のエリアにモビリティが近づくと、自動的に速度が制限されたり、エンジンが停止したりします。これにより、利用者が誤って危険な場所に進入するのを防ぎ、安全な走行をサポートします。
2. 交通ルールテストの導入
利用を開始する前に、交通ルールに関するテストを受ける必要があります。これにより、利用者が基本的な交通ルールを理解しているかを確認し、安全な運転を促します。
3. 深夜営業の停止
事故リスクが高まる深夜時間帯(24:00〜6:00)は、サービスの提供を停止します。これにより、利用者が安心して利用できる環境を整えます。
全国へ広がる電動モビリティの波:福岡市の挑戦
佐賀市の取り組みは、BRJ株式会社が全国各地で進めている電動モビリティ導入プロジェクトの一環です。福岡市では、2025年5月に実証実験が始まっています。都市部における「交通空白」解消と地域活性化の先進事例として注目されています。
免許不要の次世代モデルを導入
福岡市は、BRJ株式会社が日本で初めてシェアリングモデルとして導入した椅子・カゴ付き3輪特定小型原付の新型モデルを導入しています。このモデルは、免許不要で乗ることができ、3輪構造による安定性の向上、快適な乗り心地を実現する専用シート、そして買い物に便利なカゴを装備しています。これらの特徴により、高齢者を含む幅広い年齢層が、より安全で快適に利用できる次世代モビリティとして期待されています。
実証実験が描く未来の街づくり
佐賀市と福岡市の取り組みには、共通点と相違点があります。
<共通点>
❶交通空白地帯の解消
両都市ともに、公共交通機関がカバーしきれないエリアの移動手段を補完することを目的としています。
❷安全性の追求
ジオフェンシング機能や、交通ルールテストの導入など、安全対策に徹底的にこだわっている点は共通しています。
<相違点>
❶モビリティの種類と運用
佐賀市では電動三輪モビリティに焦点を当てているのに対し、福岡市では電動キックボードなど多様なモビリティを導入しています。特に福岡市では、免許不要の新型モデルを導入するなど、より幅広い利用者を想定した取り組みが進んでいます。
❷都市計画との連携
福岡市では「Fukuoka Smart East」プロジェクトの一環として、先進的な技術を導入したモビリティの実証実験を積極的に行っており、スマートシティの実現に向けた取り組みとして位置づけられています。これらの取り組みを通じて、BRJ株式会社は、各地域の特性に合わせた最適なモビリティソリューションを提供し、地方都市の交通課題解決と地域活性化に貢献しようとしています。
佐賀県で始まったこの実証実験は、新しい交通手段の導入にとどまりません。これは、人口減少や高齢化が進む地方都市が、いかにして持続可能な街づくりを実現していくか、そのヒントを与えてくれる大きな挑戦です。テクノロジーの力で移動の課題を解決し、人々の生活を豊かにする。そして、街全体に賑わいと活気をもたらす。
未来の佐賀の街を、電動三輪モビリティが安全に駆け抜ける日を楽しみに見守っていきたいと思います。
小型モビリティ導入による回遊性向上実証事業
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