E-MTBはどこへ向かうのか?

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ブリット野口です。

ジャイアントのフルサスペンションバイク「TRANCE E+PRO」とハードテールバイク「FATHOM E+PRO」の「乗り比べ」が、シクロワイアードに掲載されている。

https://www.cyclowired.jp/microsite/node/320823

ジャイアントが採用したヤマハのユニットは「トルク」「速度」「モーター回転」「ケイデンス」「スロープ検出」「加速度」を計測するセンサーが、複雑に絡み合う6つの要素を独自のアルゴリズムで解析することで、最適なモーター出力を調整し、パワフルかつ自然なアシストを実現している。
オフロードではトルクの太さは重要で、ギア選択の失敗も、ラフなペダリングも、体重移動のミスも、登りであればパワフルなアシストでカバーしてくれる。もちろん上手くなるのが一番の解決策だが、オフロードを気軽に楽しみたい初心者にとって電動アシストMTBは最良の選択肢となるはずだ。
<シクロワイアードから引用>

「TRANCE E+PROのテストライドで感じたこと」
アシストの違いはパナソニックのユニットと比較するとわかりやすかった。パナソニックは強いペダリングでアシストを発生させ、出力をブレーキで調整しながら走るイメージ。ヤマハは軽めのギアを選択し、アシストをペダリングと出力モードでコントロールすると走りやすかった。アシストはピーキーではなくマイルド。強くペダルを踏んでもスリップしにくいので初心者が気軽にオフロードを楽しめる設定になっている。

「セグウェイが電動オフロードバイクを発表」
オフロードバイクも電動化、軽量化へ向かっている。セグウェイが2020年に発売する「X160」では最大トルク220Nmを発揮する3kWモーターが装備されており、最高速度は50km/h。バッテリーは20Ahでフル充電で65km走行できる。装着されたホイールは少し小さめの17インチ。車体重量は取り回しの良い48kgに抑えられている。

セグウェイの電動オフロードバイク。ダウンヒルバイクに似ている。

「出力が高く軽い道具があれば、新しい遊びが生まれる」
今後の電動アシストMTBと電動オフロードバイクはさらに進化し、境界線が無くなると思っている。お互いの出力が近くなり、バッテリーの軽量化が進むと、今まで走り方の違いでオフロードコースを兼用できなかった両者が一緒に競うカテゴリーも生まれてくるのではないだろうか?E-MOTOとE-MTBは融合しやすいと思う。

「これからの田舎暮らし」
今後、過疎化が進む里山の集落は、森に飲み込まれ、生活道路は荒れていく。生活に影響が出そうだが、軽トラと進化した次世代電動二輪があれば狭い山道でも自由に走り回ることができる。田舎暮らしとMTBは相性が良いので、操作技術を高めればもっと楽しく暮らせるかもしれない。

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