災害時に自転車を使う

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「災害復旧は時間がかかる」
ブリット野口です。
佐賀新聞によると、昨年7月の西日本豪雨で被害に遭った三養基郡基山町と佐賀市富士町で、佐賀県が実施する予定の治山事業の入札不調が続いている。県森林整備課は基山、富士町近隣の建設業者の人手が不足していることに加え、平野部と異なる斜面での作業など、必要な技術を持つ業者が限られることが入札不調の原因とみている。

佐賀豪雨による被害

「大きな道具を使わず独り作業で完結させる」
利用者が少ない林道の復旧は後回しになることが多い。
クルマが通れない場所でもマウンテンバイクは押したり担いだりすれば通ることができる。災害時の移動手段として最適な乗り物だ。
そして、自転車でチェーンソーを運び、倒木を除去すれば、クルマの通行が可能になる。

サイクルトレーラーは便利

「災害に備えて日常で意識していることは三つ」
①荒れた路面を自転車で走る技術を身に付ける。
②ロープワークで重いものを動かす仕組みを学ぶ。
③地形や地図を読み解く知識を得る。

ロープワークの世界は奥が深い

「田舎では昔ながらの農機具店と自転車店は減っている」
法面が崩壊している林道を通り、隣町の農機具店へ電動チェーンソーの引き取りに向かった。
電動アシスト自転車を使って、林道を走り、路地を抜け、農機具店へ到着した。
草刈機のチップソーを研磨に出し、整備されたチェーンソーをサイクルトレーラーに積み込む。
日が暮れる前に自宅へ戻り、目立てが行き届いたチェーンソーで丸太を切る。切れ味抜群だ。

「自転車と農機具は定期的なメンテナンスを施し、生活の道具として使う」
近年、チェーンソーと草刈機がエンジンから電動にシフトしている。バッテリータイプは、スイッチオンで始動し、静かなことがメリットだ。
エンジンタイプは、「燃料、空気、着火」を理解していないと、始動で手こずる場合が多い。
使用頻度が少なく、手入れができない人にはおすすめできない。
建設業、農業、林業のプロはエンジンタイプを選ぶが、ガーデニング、園芸など趣味で使う人には、バッテリータイプをおすすめしている

唐津市相知町の小野農機は、ハスクバーナ、スチールなどプロ用の農機具を販売しているが、メーカーに関わらず修理を受け付けている。
マキタ愛用者の私もデモ機を触る機会が増え、スチールに洗脳されつつある。
刃物の切れ味は作業効率に影響するので、チップソー研磨、チェーンソー目立ては重要なポイントだ。
因みに自転車のチェーンも速さに繋がる重要な部品である。

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