森の生活

Categorised in:

ブリット野口です。

最近、人に会う機会が多かった。人に会うと刺激を受けるが、同時にストレスも受ける。人に会いたくないときは自転車で森に入る。

森に入ると、木々が揺らぎ、風を感じる。風が止み、一瞬、森が無音になる。再び、少し離れた場所で木々が揺れると、風が通り抜けていったことがわかる。枝の揺れ、獣の匂い、湿った空気、落ち葉が舞う音、風の動きを五感で感じ、日暮れまで森で遊んで自宅へ戻る。再び、いつもの生活だ。

登山、キャンプ、釣り、マウンテンバイクは「森の遊び」である。「森の生活」は全てを自分で解決することにあり、人からストレスを受けないが、生活が不便すぎてストレスになる。

ポツンと一軒家での独り暮しは、そこで生まれ育った人が残され、生活を営んでいる場合が多い。そこに住む人は健康的で長寿命だ。質素な食生活や人から受けるストレスが少ないことが要因として考えられるが、「気軽に病院に通えない」という立地が「健康にならざるを得ない」という必然性を生み出し、生命力を高めるのではないだろうか?

移住者は「楽しめる不便さ」と「人から受けるストレス」の境界線にある「里山暮らし」を選択したほうが賢明だと思う。

Tags: