シェアしたがる心理

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ブリット野口です。

料理の提供を宅配サービスに限定するタイプのレストランが広がっている。客席を持たず、その存在が見えないことから付いた名称が「ゴーストレストラン」。家賃や人件費を抑えて店をオープンできる。
ゴーストレストランはニューヨークで数年前から広がり、東京でも1年前から登場している。一人で営業できるし、接客や配達をせずに料理に集中できる。コンロや流し台などを備えたシェアキッチンや昼間のバーなど飲食店が使われていない時間だけ間借りする仕組みを利用する。作った料理はウーバーイーツや同様の宅配サービスで届ける。ちなみに、宅配サービス「ウーバーイーツ」は登録した一般の人が自転車などで商品を届けるサービスだ。

ゴーストレストランのしくみ

モノや空間を共有するシェアリングエコノミーとレストランなどの料理を届ける宅配サービスが広がっているため、日本でも増える可能性がある。
ゴーストレストランは宅配サービスを利用しているため、配達できるのは店から近いエリアに限られる。近くに配達員がいなかったり、利用者の自宅が店から離れていたりすると、注文から配達まで時間がかかることがある。(読売新聞より抜粋)

「シェアしたがる心理」

通信速度が速くなり、情報を大量に速く送ることが可能になった。通信規格5Gの登場でさらに加速する。ソーシャルメディアの登場で、コンテンツとコミュニケーションの融合が始まり、コンテンツはその情報の価値のためだけに消費されるのではなく、ユーザー同士のつながりを仲介するという機能や価値を帯び始めた。ウーバーイーツは好きなときに好きな時間だけ働きたい人、ゴーストレストランはモノを所有せずシェアしてサービスを提供したい人、ソーシャルメディアでユーザー同士がつながる機能「シェアしたがる心理」を上手く利用していると感じたが、どうだろう?

「シェアリングエコノミーと自転車」

自転車のコンテンツでは、メルカリがシェアサイクル事業を福岡市で始めたが、1年半で撤退した。ポート以外での乗り捨て、マナーが悪いユーザーの私物化など、問題があった。
スポーツバイクのコンテンツでは、インドアトレーニングをバーチャルで共有する「ズイフト」、走行記録を共有する「ストラバ」が人気だ。どちらもシェアしたがる心理を上手く利用し、ユーザーを増やしている。

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