サイクルツーリズム体験会「小城市」

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ブリット野口です。

「リビングラボ自転車体験会」

小城市から依頼を受け、リビングラボ登録者、関係者を対象にしたサイクルツーリズム体験会を実施した。
過去に実施した山東美建とのコラボ企画「肥前狛犬を巡る里山サイクリング」<下記リンク参照>をベースにルートを作り直し、電動アシスト自転車で小城市内を巡った。

肥前狛犬を巡る里山サイクリング

電動アシスト自転車10台、スポーツバイク3台を準備し、午前1回、午後1回、計26名に里山サイクリングを体験してもらった。

リビングラボに登録している市民のうち、スポーツバイクを所有している3名は自分の自転車で参加した。高額な電動アシスト自転車を所有している人が2名いたので、自転車に対する意識の高さを感じた。

唐津市のアウトドアガイド「たいようアウトドア」に電動アシスト自転車の準備とサブガイドを依頼し、万全のサポート体制で臨む。

千葉城跡に上った後、肥前狛犬が鎮座する5ヶ所を巡り、集合場所の山東美建に戻る。その後、ワークショップという流れ。走行距離10km、2時間の体験で感じたことを共有する取り組み。

初心者を対象にした里山サイクリングを実施するのは、多久市のスローカフェで開催した「サイクルピクニック」以来。
試走を繰り返し、歴史を調べ、「小城市が抱える問題を自転車で解決できるのか?」という課題を担当職員と共有した。私自身、自転車とまちづくりの親和性を考える良い機会となった。
山東美建とのコラボ企画がなければ、小城市に携わることはなかったので、山東氏との出会いに感謝している。引き続き、サイクルツーリズムの可能性を探っていきたい。

https://youtu.be/UBvS7k0jEEc

「小城市のサイクルツーリズム」

小城市は、「自転車を活用した、みんなで魅せる新しい小城」をテーマに、リビングラボの手法を用いて、自転車で小城を周遊するサイクルツーリズムのコースづくりに取り組んでいる。
地域人材の育成のため、市民と地元企業が共創し、小城を訪れる人と地域、地域と人との接点の創出を目指している。また、取り組みを通じ、地域の担い手となり得るツアーガイドなどの「市民みんなが観光ガイド」を拡充し、観光客の満足度向上を図っていく。

「小城式観光推進協議会」

小城市は、地域の風土や住民とのふれあいを楽しむ「体験型観光」への関心の高まりを受け、観光客誘致に向けた推進協議会を設立した。西日本高速道路九州支社など、3社・団体と連携して受入れ環境を整え、地方創生に関する国の交付金を活用し、自転車を使った観光を促す誘客事業を実施する。2022年3月から市内の事業者や市民の意見を取り入れ、点在する名所や史跡をつなぐ周遊コースをつくり、市民ガイドの育成に取り組む。

「リビングラボ」

リビングラボ(Living:生活のための   Lab:実験室)とは、新しい商品開発やサービスにおいて、市民(生活者)や企業等が一体となって課題抽出から開発に至るまでを共創する新しい手法のワークショップのこと。

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