カンパニョーロの想い出

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ブリット野口です。

カンパニョーロを知ったのは、自転車の部品ではなく、モーターサイクルのホイールだった。

学生時代はモーターサイクル一辺倒で、古いモーターサイクルが好きだった。2台目に手に入れた1974年製のカワサキZ1は発売から20年経過した車体で、調子が悪く、部品交換や整備に時間をとられた。次に手に入れた1993年製のカワサキGPZ900Rはスピードが出るようにカスタマイズされていた。当時はニンジャのカスタムが流行っていて、軽量ホイール「テクノマグネシオ」に憧れていたが、ショーケースに飾られたホイールを眺めるだけで高級なマグネシウムホイールを買うことはできなかった。(カンパニョーロのホイール部門が後のテクノマグネシオである。)

それから、北海道へキャンプツーリングに出かけたり、モーターサイクルライフを楽しむ日々が続いた。北海道ツーリングでは、自転車で旅をしている人をたくさん見かけたが、当時は自転車に全く興味がなく「何が楽しいのだろう?」と思っていた。

その時から24年が経過し、モーターサイクル時代と自転車時代が同じ12年になった。カンパニョーロ製品はモールトンに使っているが、ホイールは今まで使ったことがない。

モーターサイクルから自転車にシフトして良かったことは、気軽に複数のレースに参加できるようになったこと。モーターサイクルより金がかからず、駆動音が静かで、保管場所にも困らない。しかし、台数が増えていくので、モーターサイクルより「質が悪い」と思うこともある。結局、道具が変わっても、やっていることは昔と変わらず、「二輪が好きなだけでは?」という結論に至った。

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