ウォーキングマップの活用方法

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ブリット野口です。
ウォーキングマップは観光案内所に行けば必ずある。旅先ではウォーキングマップと自転車を使って知らない街を散策する。イラスト中心のマップは縮尺がズレている場合が多く、山や川や線路など、地形を考え、現在地を意識しながら走り回る。

唐津市相知町で開催されたウォーキングイベントに参加した。地元の団体が「松浦党が愛した仏巡り」という切り口でウォーキングマップを作っていて、約50名が参加するウォーキングイベントだった。
事前に開催された郷土史の勉強会に参加したが、高齢者が多かった。このマップを使って自転車で石仏を巡ったことがあるので、ウォーキングマップを「里山サイクリング」のコースとしてアレンジして使いたい旨を伝え、ガイドの説明資料を頂いた。

ウォーキングコースは一般的に高低差が少ないので初心者向けのサイクリングと相性が良い。但し、階段を通る場合も多く、自転車では迂回することになる。
このウォーキングコースは、スタート・ゴール地点に、駐車場、トイレ、温泉があり、サイクリングの起点としても相性が良い。すべてのポイントを網羅すると石仏を100体以上見ることになるので、外国人のアテンドでも喜ばれるはずだ。

今回、実行委員会から特別に許可を頂き、愛犬と一緒にウォーキングへ参加させてもらった。迷惑をかけるといけないので最後尾を歩いた。弘法寺では境内の外で待機していたが、住職から許可を頂いたので、紅葉が続く観音堂まで石畳を愛犬と一緒に上った。

スタート地点に戻り、受け取った石仏弁当を食べながら、ふと思った。
参加者の中に犬が苦手な人がいたかもしれない。大半の人は好意的だったが、主催者へクレームがあれば迷惑をかけてしまう。サイクリングも通る場所によっては交通の妨げになるので、何事も慎重に考えないといけない。
ローカルイベントは地元に住んでいるという点でコミュニケーションが取りやすい。先人をリスペクトしながら、昔話を聞いたり、地域の行事に参加したり、友人、知人を巻き込みながら合意を形成していく。そして、郷土史の伝え方も時代に合わせ、変化をしながら継承していくしかないと感じた一日だった。

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